2016年2月4日を持ちまして松本での営業を終了いたしました
長らくのご愛顧ありがとうございました








メモリーズ


先日、結婚式の写真をようやくプリントして親戚・友人に渡し(はじめ)ました。
めでたい席の記念なので、もらえばとてもうれしいのに、いざ自分たちの...と考えると、ほんとにこんなのいるのかな?迷惑じゃないかな?なんて気持ちが出て来てしまってずいぶん腰が重くなっていたのです(言い訳)。

元来、写真を撮ったり見たりするのが好きなので、一度作業を始めると夢中。
乗ってきたところで、これまた重い腰がなかなかあがらなかったフォトブックの事をリサーチしてみました。
すると、何やら面白そうなフォトブックのサービスがあるじゃないですか。

写真の本

もともと製本所からはじまったという中林製本所が手がけるこの『写真の本』
なんといっても佇まいがいい!
そういえば、やはりその佇まいにキュンときて去年はじめた『10年メモ』にも似ています。

それから、私はインスタグラムを楽しんでいるひとりですが、そのインスタグラムにアップしてきた写真を簡単に取り込めてしまうことにも心を掴まれました。
思い返せばインターネットを使い始めホームページを作ってみた20年近く前から、ネット上で更新していた日記やブログや様々な記録の行く末をいつも刹那的に捉えていました。マメな人ならデータをきちんとバックアップしてとっておくから問題ないのかもしれないけれど、私にそんなマメさはありません。パソコンが変われば昔のデータは消失も同然。利用しているプロバイダやサーバーを変えても同様。そんな感じのネットとの関わり方だったので、インスタも楽しいけど、記録しているつもりでも、どんどん埋もれていくし、どうしたものかなーと、どこかで薄ら思いながら利用していたのです。

そんな時に偶然見つけた『写真の本』
ウェディングのフォトブックはさておき、早速利用してみました。
そうして届いた私の『写真の本』が本日の画像のそれでーす!じゃん!
(ふぅ... 長い前ふりでソーリー)

今回はとにかくたまりにたまっていたので、ある期間(1年ちょっと)をくぎって1冊にまとめてみました。ページ数はほぼマックスで作ってみたので、厚みもすごーい。表紙の色も迷いに迷って、地味目なグリーンにしましたが、実は2冊目はきれいなブルーって決めてます。そして3冊目は黄色にしようかな...と。
そう。私、完全に気に入っております。この『写真の本』。
何しろフォトブックでこれだけのページ数を1冊に出来るサービス、他にはない気もするし。そもそも紙質も全然違うんで、今までのデジタルフォトブックとは全く違う、一冊の本を編み出す感覚。ああ、だから『写真の本』なんですね。

もちろんインスタグラムから写真を流用しなくても作れますよ。
photoback、moo、以来のときめきかも。
手に取れるっていいなー、形になって残るのも乙だなー、と思う昭和育ちのトニ子なのでした。

あれこれ 










西南西


今日は節分。
旧暦では年越しの頃であり、我が弟の誕生日であり、友人の誕生日でもあり、トニコの誕生日でもあります。

最近、いろんなタイミングが重なって少し先のトニコについて考えているところ。
すでに「!」というものは閃いていて...閃いたというより実はトニコをはじめた頃にも「!」と私の中に生まれていたことでもあるので、またしばらくぶりに再会したような感じ。

9年めのトニコも、どうぞ面白がって気にしてくれたら幸いです。

だるま市は8日まで。
11日からは Blue Blanche のティータイムにあったらうれしい布小物いろいろの展示がスタート。

今年2度目のお正月(もう1回はそれぞれのお誕生日です)。
ちょっと仕切り直しに良いタイミングですね。
あけましておめでとう。今年も宜しくお願い致します。

あれこれ 










夏をあきらめて

夏はあまり好きではなかった。
好きな季節は?と聞かれて真っ先に思い浮かぶ季節ではなかった。
なのにここ数年、夏が近づいてくると何だかソワソワしてくる自分を感じるし、ちょうど今くらいになると何だか寂しい気持ちが押し寄せてくる。
あまり得意じゃない暑さにも、夏だしまあこんなものか、と構えていられるようになったし、休日の人の多さや道路の渋滞も、みんな楽しみに出かけてきているんだよねー、と妙な一体感さえ勝手に感じる始末。
これもひとつの加齢によるものなのでしょうか。

若い頃の自分は、自分の思う快適さだけを求めていたんだなあ、なんて振り返っている。夏に対してだけでなく、人にも暮らしにも。それってとても横暴なことだったのだなあ、と今になって反省。

まだまだ成長の足りない私だけれど、それでも自分と外の境界線は良い意味で曖昧になり、直線ではなく曲線になってきたのでしょう。
「諦める」という言葉はあまり好きではないし適切ではない気もするけれど、夏の暑さにも、思い描いたようにはいかない毎日の暮らしにも、想像していたようなリアクションをくれない相手にも、まるくやわらかく諦めている今日この頃。
もしかしたら「諦める」ではなく「認める」なのかな。
それとも「受け入れる」なのかも。

そして私も、私が関わっている事全てにおいてそうしてもらってるのでしょうね。
ありがとう。



ところでタイトルは後付けしましたが、研ナオコの「夏をあきらめて」から拝借。良い曲ですよね〜(この動画の研ナオコ、黒木メイサちゃんっぽい)。


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六花のつゆ

我が家の庭に咲いた紫陽花も見頃となり、お店に飾ろうと、少し持って来たタイミングで梅雨明けのニュース。とはいえ、雨が降ったりやんだり、ぱーっと晴れたり、風がぴゅーぴゅー吹いたり...不安定なお天気続きですね。
今はちょうど、この紫陽花のグラデーションのように、季節が移ろって行く時なのでしょうね。

工芸の五月が終わり、私たちの6月も終わり、7月もこれといってイベント予定はない弊店ですが、いろいろ新しい物が入荷しています。とりわけ心躍るのが木村彩子さんと和田朋子さんの作品たち。



















ふたりの作品をじーっと見ていると、こんな色彩の世界でしばらく過ごしてみたいなーと思います。涼しげでいて温か。

今日は七夕。夜は晴れるかな。
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風光明媚

今年もまた「わたしたちの6月」がはじまった。
ここで言う ”わたしたち” というのは6月に生まれたあなたやアナタのこと。そして、6月になると密かにそんな風に挨拶しあってるのは、すみれ洋裁店の緑子ちゃんと私。

誕生日は私的な元旦なんだそう。
この辺でちょっと今年の軌道修正も良いかもしれない。

今年も美しい景色に沢山出会いたい。
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お皿の上のはなし

12月のある日。
打ち合わせと称して、山崎美帆さんとサムシングテンダーで待ち合わせをしました。
打ち合わせも順調に進んだところで、オーダーしていたカレーのお供。サラダがタイミング良く登場!

...したのだけれど、お皿の上の出来事が一瞬にして私の目と胃袋をかっさらっていきました。久しぶりにサラダで感動してしまった。
こんなにサラダでテンションあがったのは、今はなき下北沢のチクテカフェで初めてニース風サラダをいただいた時以来なんじゃないか。いや、サラダで感動した事はその間にも何度かあったかもしれないけど、何かにひとめぼれする感覚に近い感動を覚えたのは、それ以来なのだと思う。

ひとめぼれサラダの感動は、口に運んでも続いた。
どれも美味しかったけど、特にポテトサラダが、後味をひく美味しさ。オリーブが効いてるのか、複雑なんだけどすぅーっと優しい酸味と香りが口いっぱいに広がるポテサラでした。スタンダードなポテサラはもちろん良いけど、こんなポテサラも知ってしまったからには、また食べたくなってしまう。困ったな。メニューに載らないかな。

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山崎美帆さんの作品展を2月にトニコでやっていただく事になりました。テーマは、山崎さん的に最近びびっときちゃってる「ネコ」です。
また2月2日(ニャンニャン)の夜にはオープニングパーティー。2月22日(ニャンニャンニャン)は作家在店日としてイベントを考えております。こちらについては後日、詳細をお知らせしますので、カレンダーにネコマークをぜひお願いしますニャー。


山崎美帆 作品展 2013年2月1日〜25日


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光を写す


夏のある日、取材を受けました。

これからお店を始める人、始めたい人へ向けての本とのことで、どうしてトニコを始めたのか、どういうお店にしたいのか、など普段忘れかけていたり、迷っていたり、そんな所に関する質問を次々にされ、ドキリとしながらも、率直に答えたつもりです。私にとっても初心を振り返る良い機会になりました。

本屋さんに並んでいますので、見かけたら手にとってみてください。仲良くしてもらってる、大阪のたかちゃんとそのお店 COCHI CAFE も載っていて、誌面共演!ちょっとうれしかった私です。


>>> かわいい雑貨店とカフェのデザイン / パイ インターナショナル




ところで、この時、撮影を担当してくださった安彦幸枝さんから、後日すてきなお便りが。なんと誌面で使いきれなかったオフショットを下さったのです。
思えば安彦さんの仕事は、早いのに確実に的を得ている印象でした。私自身の撮影もあると知って動揺している私をうまく誘導してくださって、あれこれお喋りしてるうちに「はい。オッケーです」と撮って下さっていたし、店内や商品に関しては誌面を見てもらえれば一目瞭然。そういえば撮影後にお買い物をしてくださった時も、早いのにご自身にちゃーんとしっくり来る物を選び出していて、すべては繋がっているな、と思ったのでした。
安彦さんのサイトですっごく素敵な写真がたくさん見れます。みんな良い笑顔。
























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FILM


先日、たまっていた35mmフィルムの現像をお願いした。
中には3年前のものなんかもあってびっくり(ずぼらすぎる...)。受け取ったプリントを見てみたら、まるでタイムカプセルをあけたみたいに、いろーんな気持ちが一気に押し寄せた。

写真を撮るのが好きな私は、時々、大切な一瞬を見逃しているんじゃないかな、なんて、ある種の罪悪感みたいなものをカメラを構えている時に思ったりもしなくもない。
でもこうして手元に戻ってきたプリントを見ると、大切な一瞬を見逃したりなんてしてないよなあって確信する。たった一瞬を切り取ったこの四角の中から、映っている事以上にいろいろと溢れてくるもの。

ああ。
やっぱり今年も行きたいなあ、朝霧(←結局そこ!?)。

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ひみつの花園

この場所も味わった物も過ごした時間も。
いろんなことひっくるめて全部スペシャル。

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SUSHIHOLIC

美味しいお鮨を食べに行きませんか?
私にとっては何よりも甘い誘い文句をいただき、Iさんがオススメだというお鮨屋さんへレッツらゴー!(古い...)

早速、キラキラの刺し盛りをつまみつつ、乾杯。考えてみると、Iさんとこうして食卓を囲むのは初めてだなあ、とぼんやり思う。知り合ってから随分たつし、すっかり何度か美味しい物を共有した事があるような気になってた。

そうこうしているうちに、Iさんがいつもな感じで「大将、2人前お願い」と言って出て来たお鮨がコチラ。並なのか上なのか、松竹梅のどれなのか分からないけど、デフォルトで赤貝が入ってるなんてステキ!しかも久しぶりに身も厚めでコリコリの甘い赤貝だった。ああ、幸せ。

なんて思った夜から、もうすぐ2ヶ月。なんということでしょう!

あれこれ 






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