2016年2月4日を持ちまして松本での営業を終了いたしました
長らくのご愛顧ありがとうございました








立春、春節前夜



立春に営業を終え、春節前夜(いわば大晦日ですね)に、この場所を惜しんでくれる人たちと集いました。

写真は我がオットが写真館のおじさんばりに張り切って撮ってくれたもの。とにかくファニーな人なので、そんな彼につられてか、みんな、なかなかの良い笑顔じゃないですか!宝物の1枚になりそうです。

考えてみたら、前にやっていたカフェ時代からお付き合いのある人も沢山いて、トニコになってから新たに出会えた人もいて、ふだんもポツポツ、トニコに来てくれたり、私もお店に行ったり、展示を観に行ったり、アトリエにお邪魔したり...私の個人商店・店主人生を身近で応援し続けてくれていた人たちとこうして集合写真を撮ったのなんて初めてだなあ、と感慨深いです。
1日1日、点々としていた軌跡が、大晦日の夜に、ひとつの星座になったみたいです。

そして大きなひとつの星座のまわりには、無数の点々の星が瞬いてくれているのを想像します。

この写真に写っていなくとも、同じくらいの親密度でトニコと関わってくれていた人が沢山います。閉店を知って、駆けつけてくれた常連さん。旅行の度に立ち寄ってくださっていた方からお便りもいただきました。とても懐かしい人からもメッセージをいただいたり、お花を贈ってくれた友人もいました。
こちらの都合で移転を考えているのに、沢山の方に、暖かい声をかけていただき、申し訳ないやら、ありがたいやら。そして少しだけ誇らしい気持ちが湧きました。

生まれ育った大好きな松本を離れるのは少し寂しいけれど、新しい場所で、新しいトニコをまた始められるよう、少し長い準備期間に入ります。
前のお店をやめる時は、ミュージシャン気取って閉店を「解散」なんて自分たちで言っていたものだけど、今回はひとりなので解散ではないですね。性懲りもなくまたミュージシャン風に言うならば「充電期間」と言った所でしょうか。

再開をお待ちください、なんて簡単には言えないけれど、たまーに、ごくたまに、何かの折に、そういえば始まったのかな? なんて思い出してもらえたらうれしいです。

本当に、本当にありがとうございました。またいつか!


ある日のこと 






<< NEW | TOP | OLD>>